柿島レタス
JA板野郡 柿島レタス部会長 今倉 秀明(いまくらひであき)さん
レタス
JA板野郡 柿島レタス部会長
今倉 秀明さん
阿波市が誇るブランドレタス「柿島レタス」
柿島レタスの一番の特徴は「味の良さ」。有機質の多い肥料を使い育てたみずみずしくシャキシャキとした食感のレタスです。一般のレタスに比べ、鮮度が長く保たれるのも特徴。一つずつ大切にラッピングされ、生産者の名前と番号が付けられているのは、おいしさを保証する責任と自信の証。もちろん、阿波市特産認証品にも指定されています。まだ食べたことがない方にはぜひご賞味いただきたい逸品です。
この特別なレタスを育てるためには、生産農家の並々ならぬ努力が積み重ねられています。JA板野郡 柿島レタス会部長の今倉秀明さんにお話を伺いました。
柿島レタスの歴史
柿島レタスは平成30年に50周年を迎えました。
昭和40年にそれまで葉タバコや稲作が中心だった柿島地区に西洋レタスが導入されたのが始まりで、昭和44年には約90人の柿島レタス部会が発足。様々な天候不順に悩まされながらも、常にフレッシュな心とチーム力で、日本一のレタスを作り続けてきました。土造りも肥料も防除も出荷もすべて厳しくこだわり規約を定め、会員が一丸となって柿島レタスを守り、育ててきた歴史があります。
未来に向けて
レタス作りの中一番のこだわりと聞かれれば、「味」の一言に尽きます。多くの方においしいレタスを届けたい。そのために必要なことを、部会が一丸となって、誇りをもって続けたいと思います。
今後の一番の課題は、後継者問題です。2代目、3代目と引継がれて頑張っている農家さんも多いものの、現在のレタス部会は80軒で、全盛期の半分になりました。時代が流れ、流通が変わり、経営が厳しくなる中でも努力を重ね、将来を見据えていきたいと思います。