いちごトマト

いちごトマト

大野農園
大野稔之さん

阿波市のJA夢市場で大人気の「いちごトマト」。

いちごトマトとは大野農園さんが作るトマトの名前。糖度8度以上でとても甘く、皮が薄くてみずみずしいフルーツトマトです。直売所の店頭に並ぶとすぐに売り切れてしまうため、“幻のいちごトマト”と呼ばれています。生産者である大野農園の大野稔之さんにお話を伺いました。

大野農園は家族経営で、30アールのビニールハウスでいちごトマトを栽培しています。
私自身はもともとサラリーマンだったものの、田植えや農作業を手伝ううちに自然と就農して現在に至ります。

いちごトマトの生産は今年で12年目。それ以前は大玉トマトを作っていましたが、病気で全滅したのを機に今の品種に取り組みました。
最初はミディトマトとして作り始め、2〜3年目に「いちごトマト」の名前を付け、今に至ります。
出荷先はJA夢市場のみ。ごく稀にホテルなどにも出荷していますが、基本的には近所のJA夢市場で販売するだけでも手一杯です。おかげさまでたいへん好評をいただきまして、「なかなか購入できない」「出荷量を増やしてほしい」とのお声をいただくこともありますが、収量が少なく栽培が難しい品種のため、現在の品質をしっかり守るためにも無理な増産は考えておりません。

栽培方法は土耕栽培のため、6〜8月は作付けを止めて土地を休ませます。
その間は阿波市の若手生産者メンバーと特産品の翡翠ナス「美〜ナス(R)」を栽培。地域農業振興と農産品のPRにも取り組んでいます。
多くの方に愛される阿波市産の農産物を、これからも作り続けていきたいと思います。